メニュー

ARTICLE記事

厳選!3月のピックアップ作品

こんにちは。ARTWORKS.galleryです。

春らしく穏やかな気候に心和む季節となりました。今年は桜が早めに満開となり、ツツジや藤の花がちらほら見かけられるようになってどこかへお出かけしたくなる陽気ですね。

さて、今回はARTWORKS.galleryの公式Twitterで、3月にピックアップした7作品をご紹介します。あなたのお気に入りの作品が見つかる機会となれば嬉しいです。

また、作品紹介の他にも、SNSでは展覧会情報や国内外で今話題のニュースをピックアップしているほかアートに関する豆知識を紹介しています。なおnote記事では、ARTWORKS.galleryのサービス紹介やクリエイターインタビュー記事も投稿しています。

ぜひ、公式アカウントも併せてご覧ください。

 

twitter:@ARTWORKS_Junni
instagram:artworks.gallery.junni
note:ARTWORKS. gallery 

 

 

1.植物の有機的な形を際立たせる洗練された構図

クリエイター:保田 悟史
作品名:《スネークボール》

 

曲がった茎が個性的な植物「スネークボール」。
細長く有機的なラインを描いた茎はワイヤーアートのような艶があり、茎の先にある小さなつぼみは視線を集めるポイントになっています。ぐにゃりとした曲線は有機的でありながらも、不規則なカーブを生み出してユニークさがあります。
背景とモチーフが同系色でトーンを統一していること、余白を効かせつつ主題を一つにするシンプルな構図であることがスネークボールの個性を自然と際立たせ、同時に洗練された雰囲気を感じさせます。

 

 

 

2.「違い」が光るカラフルな鳩たち

クリエイター:itou・megumi
作品名:《イロトリドリ》

 

「 十人十色。 イロトリドリの鳩」というitou・megumiさんの作品は、4羽の鳩の顔つき、足や羽の色にそれぞれに特徴があります。一見同じように見えていても個性に気がつくと、鳩たちのパーソナリティが伺えて、より作品のストーリー性が見えてきますね。
鳩たちを囲う植物はどこか控えめで、鳩たちの個性を引き立たせているようにも感じます。作中に描かれるモチーフは紫・ピンク・黄色など彩り豊かな色彩ですが、全体的に落ち着いた色合いです。また背景の白地とバランスが取れており、作品全体に優しい印象を抱き、ゆったりとした、ひだまりの午後を感じさせてくれる作品です。

 

 

 

3.柄×柄ミックスでテーマパークのような充実感

クリエイター:Tano yasuhisa
作品名:《脳内コレクション》

 

まるでテーマパークに入場した時のような、ワクワクと心が弾む作品です。中心にいる女性を境に、作品の上部はおもちゃ箱から飛び出したようなポップな印象、下部は茶色ベースの市松模様を彷彿とするタイルが敷き詰められたかのようです。女性を中心に放射状にモチーフや線があり、作品を見た瞬間にパッと目に飛び込むようなインパクトがTanoさんの云う「夢や希望や理想がテーマパークの様に具現化した思考世界」を物語っているようにも見えてきますね。
また上下で全く異なるデザインでも、組み合わせた時に自然とマッチしていてデザイン性の高さを感じます。同時に全体的なトーンやモチーフが可愛らしく柔らかい色調のため、見ていて心地のよい作品です。

 

 

 

4.リズミカルな空間で「静」を楽しむ

クリエイター:古森 ゆき
作品名:《Street》

 

可愛らしい白の家と赤レンガの道路、そのそばでお茶をする古森さんのキャラクター。次元が崩れてしまったような空間では、道路や家は傾き、花壇やケーキの皿は宙に浮いてしまっています。そんな中「お気に入りの道にある、お気に入りの店」でティーカップを片手に静かにお茶を楽しんでいるキャラクターがなんだか可愛らしいですね。
レンガ色と濃い緑の二色の色調にモノトーンのコントラストが加わり、存在感のある色彩の中、異空間に誘われるような空想的作風が魅力的です。
古森さんの作品はどれもキャラクターの性格をうかがえるようなストーリー性があり、見ているとワクワクしてきますね。

 

 

 

5.柔らかなピンクが似合う初々しい少女

クリエイター:SANTABUNNY
作品名:《はなかざり(Floral decoration)》

 

ピンクの背景の中心で少女が少し微笑んでこちらをみています。頭にはレースのような白い花飾りをつけておしゃれをして、頬を赤らめなんだか照れているように見えてきます。作品全体を占めるピンクから少女の初々しさが感じられる、可愛らしい作品です。
ピン・ドット柄の柔らかなブラウス、白の線で描かれた花飾りとイヤリングは、柄が小さく繊細でどこか控えめな印象と可愛らしさが感じられます。そういった華奢で可愛らしいエッセンスが、少女の人柄を表しているようにも感じますね。SANTABUNNYさんの作品に通ずる「シンプルな線画」は、鑑賞する私たちに想像の幅にゆとりをもたらしてくれるようです。

 

 

 

6.時の流れと懐かしさを覚える想像の入り口

クリエイター:内田雅子
作品名:《Line'20-E》

 

切り抜いた海外の新聞、その上を黒い線が自由に走るコラージュ作品です。くすんだ色味の背景や少し滲んだ黒い線からは、どこか時間の経過を思わせます。
「新聞」という素材からも、毎日印刷され人に読まれては捨てられるもの。過去の出来事を取り合げる媒体である事からも、「過去・昔」といった言葉がしっくりときます。
落ち着いた色や素材など、作品全体から伝わるレトロな雰囲気が味わい深い作品ですね。何かを指し示す訳でもない切り取られた紙や線が一つのデザインとなり、洗練された空間へと導いてくれるようです。

 

 

 

7.軽やかな点は幻想の世界への道しるべ

クリエイター:Shin Tsuruta
作品名:《Greed》

 

凹凸のテクスチャーのあるクリーム色の背景と、その上に薄く何層も重ねられた黒、そして二色の線が自由に走り、小さな点が所々にあります。対角線上に色が分割されることで斜めの視線が生まれ、その上に描かれた自由な線は視線を様々な方向に誘導させ、線の重なりや色彩の構図が作品にリズムを生み出しているようです。また、全体的にモノトーンで落ち着いた雰囲気がある中に、斜めに転がる白い点は軽やかで作品にソフトな印象をプラスしているようにも感じますね。
作品名《Greed》という「貪欲」を意味する言葉から作品を見ると、様々な要素を用いる点や一つに表現を定めず作品に広がりを持たせることが、飽くことない表現に繋がっているのではないでしょうか。

 

 

 

いかがでしたか?

今回ご紹介した作品は、春らしい草木の芽吹きを感じる色鮮やかな作品や、リズミカルな作品、安らぎを覚える落ち着いたトーンの作品がありましたね。
ARTWORKS.galleryは、このようなオリジナリティ溢れるプロのクリエイターの作品にデジタル上で出会えるオンラインギャラリーです。

今後もSNSで魅力ある作品を紹介していきますので、ぜひご期待ください。

 

twitter:@ARTWORKS_Junni
instagram:artworks.gallery.junni
note:ARTWORKS. gallery 

本ウェブサイトはクッキーを使用しています。サイトへのアクセスを継続することで、わたしたちの定めるのポリシーに同意いただいたものとします。